「3、4時間の睡眠で平気」な人の仕組み分かった

1日に必要な睡眠時間を決めるのに重要とみられる遺伝子を、米ウィスコンシン大のチームがショウジョウバエで見つけ、28日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 似た機能の遺伝子は人間にもあり、共通の仕組みが人でも働いている可能性があるとチームはみている。睡眠障害の治療法研究などに役立ちそうだ。

 人の睡眠時間は7、8時間が標準だが、もっと寝たい人も、3、4時間しか眠らなくても平気な人もいる。こうした差には遺伝子の関与が指摘されていたが、はっきりしていなかった。

 チームは、1日に9−15時間眠り、睡眠不足になると活動の能率が落ちるなど、人の眠りと共通点が多いハエに注目。さまざまな遺伝子変異を持つ9000種のショウジョウバエを片っ端から調べて平均の約3分の1しか眠らないハエを見つけ、特定の遺伝子のアミノ酸1個が変異していることを確かめた。

 問題の遺伝子は「シェーカー」と呼ばれ、細胞の表面にカリウムイオンの出入り口を作り、神経の電気信号伝達を正常に保つ働きがあった。(共同)

ZAKZAK 2005/04/28

早く寝ても朝は眠い.
これほど理不尽なことがあってたまるか.