正規表現メモ
置換時には、検索する文字列中の ( ) の中で指定した文字列を記憶します。記憶された各文字列はその左からの順番に従って番号が付けられ、左から
¥1、¥2、¥3、...、¥9
の形式で呼び出すことができます。したがって、 abcdefghijklmno という文字列に対して[正規表現]をチェックした上で、
[検索する文字列] abc(def)ghi(jkl)mno
[置換後の文字列] abc\2ghi\1mno
と指定すれば、実行後の文字列は、 abcjklghidefmno になります。
¥0は、一致した文字列全体を参照します。正規表現を使った置換後の文字列には、制御コードなどを表わす以下の指定が可能です。
置換後文字列の表記法 置換する文字列
- ¥1 〜 ¥9
- 検索する文字列中の括弧で指定した部分の1番目〜9番目
- ¥0
- マッチした文字列全体
- ¥a
- 0x07(アラーム)
- ¥b
- 0x08(バックスペース)
- ¥t
- 0x09(水平タブ)
- ¥n
- そのファイルの改行コードCR-LF、LF、CR)【注意】参照
- ¥x0A
- 0x0a(ラインフィード)
- ¥v
- 0x0b(垂直タブ)
- ¥f
- 0x0c(フォームフィード)
- ¥r
- 0x0d(キャリッジリターン)
- ¥e
- 0x1b(エスケープ)
- ¥xHH
- 2桁の16進数(HH)で文字コードを指定
- 【注意】
- ¥nは、0x0a(ラインフィード文字)ではなく、そのファイルの改行コードに置き換えられます。Windowsのファイルであれば、CR-LFの2文字、UNIXのファイルならばLFの1文字となります。WindowsのファイルでLFだけを指定したい場合は、¥x0Aと16進数で指定してください。